SSブログ


ナノ炭素材料革命への挑戦~新世代(ナノ炭素構造体からナノ炭素材料へ)に向け て~ [研究]

炭素(カーボン)の単体はダイヤモンドや木炭などとして有史以前からすでに知ら
れ、

20世紀初頭にはカーボンブラックや黒鉛電極など産業や生活に不可欠な炭素材料と


て出現している。

その後、20世紀後半には社会ニーズの多様化により、新たに炭素繊維やリチウムイ

オン電池負極材などの機能性炭素材料が生まれ、最近ではフラーレン、カーボンナノ


ューブ、グラフェンなど制御された炭素骨格とその次元性に裏打ちされたナノ炭素構


体が発見されるに至っている。

このように数千年以上におよぶ長い歴史の中で、人類は炭素原子の結合状態、炭素構

造体の次元性、形態、サイズを精密に制御することで炭素材料を着実に進化させ、社


や産業のイノベーションを果たしてきた。

しかし、カーボンナノチューブやグラフェンなどの新たなナノ炭素構造体が未来の低

炭素社会を支える最先端素材や材料として実用に供されるためには大量製造、大面積


などの大きな技術的課題やナノリスクなどの社会的課題が立ちはだかっている。

産業技術総合研究所では多様な産学官連携体制のもと、カーボンナノチューブの大量

製造、グラフェンシートの連続合成、ダイヤモンドウェハーの大面積化などの画期的


産総研コア技術を進化させ、製造実証を推進している。さらには、これらナノ炭素材


を複合化させた繊維強化プラスチック材料などにおいて高機能化、高性能化の研究開


を開始している。

本シンポジウムはナノ炭素構造体を真のナノ炭素材料として進化させ、21世紀の課

題解決に大きく貢献するナノ炭素材料の産業化を一段と加速させるために、その課題


現状、未来を議論したい。



「ナノ炭素材料革命への挑戦~新世代(ナノ炭素構造体からナノ炭素材料へ)に向け
て~」



1.日時 2012年02月15日(水)13:10~17:30

2.会場 東京ビッグサイト 会議棟7階 703会議室

(アクセス)http://www.bigsight.jp/general/guide/index.html

3.参加費 無料(定員120名)

4.プログラム(詳細http://unit.aist.go.jp/rp-nanomatman/ncm-sym/

< 講演 >

テーマ1 「ナノ炭素材料開発とナノテクノロジー・材料・製造分野」

講師 清水 敏美(ナノテクノロジー・材料・製造分野副研究統括)

< 基調講演 >

テーマ 「ナノカーボン材料の科学と応用」

講師 飯島 澄男(ナノチューブ応用研究センター)

< 講演 >

テーマ2 「実用化真近!スーパーグロース単層CNTの研究開発の現状と未来
展望」

講師 畠 賢治(ナノチューブ応用研究センター)

テーマ3 「カーボンナノチューブの最新分離技術」

講師 片浦 弘道(ナノシステム研究部門)

テーマ4 「ナノ炭素材料のためのリスク評価」

講師 岸本 充生(安全科学研究部門)

テーマ5 「グラフェンシートの革新技術」

講師 長谷川 雅考(ナノチューブ応用研究センター)

テーマ6 「つくばナノテク拠点(TIA)におけるCNT事業」

講師 湯村 守雄(ナノチューブ応用研究センター)

テーマ7 「ダイヤモンドウェハーの大面積化とパワーデバイスへの応用」

講師 鹿田 真一(ダイヤモンド研究ラボ)

テーマ8 「炭素繊維プラスチック材料の信頼性向上」

講師 堀田 裕司(先進製造プロセス研究部門)

テーマ9 「ナノ炭素材料開発の分野戦略」

講師 松原 一郎(ナノテクノロジー・材料・製造分野研究企画室長)

5.参加申し込み方法 下記URLより申し込み下さい。

http://unit.aist.go.jp/rp-nanomatman/ncm-sym/application.html

6.問い合わせ先 独立行政法人 産業技術総合研究所

ナノテクノロジー・材料・製造分野研究企画室

ncm-sym@m.aist.go.jp Tel: 029-862-6031 FAX: 029-862-6048



主催 独立行政法人産業技術総合研究所 ナノテクノロジー・材料・製造
分野研究企画室


共通テーマ:学問



seo great banner
このページの情報は、Amazon・電脳・YAHOO Web サービス によって提供されています。Supported by 楽天ウェブサービス

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。